2013年12月10日

相続放棄が出来る期間は3ヶ月です

家庭裁判所への相続放棄の申述は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内にしなければなりません。この3ヶ月間の期間を「熟慮期間(じゅくりょきかん)」といいます。相続放棄(または、限定承認)をすることなく熟慮期間を経過すると、相続を単純承認したものとみなされます。

そして、この3ヶ月の熟慮期間が開始する時(起算点)は、自己のために相続の開始があったことを知った時ですが、これは「相続開始の原因となるべき事実を知り、かつ、それによって自分が相続人となったことを知った時」との意味です。

「相続開始の原因となるべき事実」とは、被相続人が死亡した事実ですから、被相続人が亡くなったことを知らなかった場合は、知ったときが熟慮期間の起算点となります。よって、被相続人が亡くなったことを知ったときから3ヶ月以内であれば、亡くなってから3ヶ月以上が経っていても相続放棄できることになります。

また、「自分が相続人となったことを知った時」とは、先順位の相続人がいるので自分は相続人でないと考えていたところ、その先順位者が相続放棄をしたことにより自分が相続人となったようなケースが考えられます。この場合、先順位の相続人が相続放棄をしたとの事実を知らされていなかったときは、それを知ってから3ヶ月以内であれば相続放棄の申述が可能だということです。

ただし、「被相続人が死亡した事実」や「自分が相続人となった事実」を知らなかったとして、3ヶ月経過後の相続放棄申述をする際には、なぜ知らなかったのかについての事情を、家庭裁判所に分かりやすく説明する必要があります。したがって、「3ヶ月が経過している」と判断される恐れがある場合の相続放棄は、必ず専門家に相談してから手続きされることをお勧めします。

なお、相続放棄の手続きを依頼できる専門家は、司法書士と弁護士のみです。相続放棄の手続きについてくわしくは、相続放棄の相談室をご覧ください。

posted by souzoku at 17:16| 日記 | 更新情報をチェックする
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